1.27.

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日曜日。サンデイ。イッツビューティフルサンデイ。

 

テストを1週間以内に控えた僕ら学生のすることといえばもちろん教科書を開き授業でもらったプリントを理解し過去問を印刷しそれを解き、教科書を確認し、プリントを理解し...

この過程をこなせばきっと大丈夫と取らぬ狸の皮算用そのままの思考で僕はpcの電源をつけ最近ハマってるポーカーのソフトを立ち上げた。

だって過去問やればいいし。

「時間がなければないほど人は目の前のことよりも何の意味もなさないようなことに時間を費やしてしまうよね」

「そうそう」

「わかる〜」

口々に足並みを揃え、例えそれが建前の虚構であっても自分がこの世界の基準からそう離れていないことを確認し安心する日々。

 

今週は学校の行事として学年の生徒全員で旅館に宿泊し、様々に用意された課題をコミュニケーションしながら進めていく、いわゆるオリエンテーションみたいな普通入学の時点でやるでしょ、みたいなことを大学3年生なのにしてきました。

普通に楽しかった。

今まで普通に話したこともあったし、それなりに知ってるつもりだったクラスの男の子が入学してからもう2桁の国家資格を取得したって聞いて本当に驚いた。彼は確かに真面目だし変わってるけど、もう放射線を取り扱う人を管理できて、さらにはガソリンまで取り扱えるらしい。彼は放射線を取り扱う人を管理できるタイプの人間で、僕はそうでないタイプの人間。彼はガソリンを取り扱えるタイプの人間で、僕はそうでないタイプの人間。

でも僕は、そういう友達を持ってるタイプの人間。

何したくてとってるのって聞いては見たけど、多分なんの意味もないんだろうなってことは僕もわかってて。

「何でだろうね。分かんないけどなんかしてないと。」

まるで純米大吟醸飲んでるみたいに心にすっと染み入ってきた彼の言葉は、その翌日帰りのバスに乗るまでずっと残ってました。

ちなみにちゃんと、その夜は友達と朝まで純米大吟醸飲んで、余興ではしゃぎ過ぎてた友達の動画見ながらずっと笑ってました。

 

いつも一緒にいる友達といてもそこが学校でもない、誰の家でもない、いつもとは違う旅館という場所だからなのか、それとも美味しい大吟醸(ちなみに"爾今"って言います)が血液を走り回ってるからなのか、話すのも恥ずかしいような未来の話もしちゃったり。

いつも何にも考えてないように過ごしてるだけでみんなちゃんと考えてるなって思いながら、でもそんなきっと上手くいくことばっかりでもないよな、って笑い合う時間は特別だなって今更ながら思うわけです。

 

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時計をまたいでこんな時間にまた暇を持て余したような過ごし方をしているわけにはいかないこと、理解してはいます。ごめんなさい。

頑張ります。

今週も精一杯やり過ごして生きていきましょう。